三重県の中央部に位置する大台町は総面積362.94キロ平方メートル。
県内の町村では最大であるものの、そのうち山林等が93%を占めています。
大台ケ原を源とする一級河川「宮川」が町の中央を東に流れ、上流域は吉野熊野国立公園・下流域が奥伊勢宮川峡県立自然公園になっており、全域が自然公園に指定された自然豊かな町で、四季折々の美しい景観が人々の心を癒やしてくれます。
上流域は1,000m級の山々が囲む急峻な地形で、両岸の山峡の合間に集落と耕地が点在する純山村となっています。
気候は、南海型気候区に属して比較的温暖ですが、当期には最低気温が氷点下になり、降雪もみられることがあります。
また、年間降水量は3,687mmで、上流域では年間5,000mmに達することもあり、日本でも有数の多雨地帯です。
西は奈良県川上村・上北山村に接し、日本三大峡谷の一つである大杉峡谷がその境界であり、多くの登山客が訪れます。
大台町は、1980年(昭和55年)一部地域(大台ケ原山頂付近)が「大台ケ原・大峰山・大杉谷ユネスコエコパーク」に属し、核心地域として登録され現在では大台町全域が「自然と人間社会の共生」を図る「移行地域」に登録されており、町を挙げて交流や学びあいを通じて質の向上に努め、世界的に貴重な自然資源の宝庫だと注目されています。 伊勢市から車で約1時間、「奥伊勢」とも呼ばれる当地域は伊勢神宮にまで流れる宮川で繋がっており、歴史的にも伊勢神宮の用材を伐りだす山「御杣山」として関係が深く、町には伊勢と熊野を結ぶ熊野街道が通っており歴史ある町です。 近年では三瀬谷ダムの静水域でSUPを、山間部ではトレッキングやアウトドアなど、自然を活かしたアクティビティなど幅広い年齢層から注目を集めています。
大台町は豊かな地域産業に恵まれています。
東部地域では全国茶品評会で幾度も優秀な成績を収める葉肉が厚く三煎目でもコクと香りを失わないお茶。
西部地域では林業が盛んで森林組合を始め第3セクター方式の林業会社や林業事業体がいくつもあります。
【外部リンク】
・大台ヶ原・大峯山・大杉谷 ユネスコエコパーク | Mount Odaigahara, Mount Omine, and Osugidani Biosphere Reserve
・大台町観光協会 - 三重県の観光スポット。自然に包まれたアウトドア体験を。
・大台町ホームページ
大台町商工会は、地域で唯一の経済団体として、地域経済の活性化に向けて大台町や大台町観光協会などの地域経済団体との連携を密にし、大台町の小規模事業者の意識改革と事業の底上げを図るため、基礎的経営支援に加えて、ビジネスモデルの再構築等に取り組む小規模事業者の事業計画を策定支援することを目標とし、商工会合併のスケールメリットを活かした商工会事業の拡充・強化を推進し、地域全体の活性化と小規模事業者の持続的な発展を図っています。
また、観光振興を通じた新たな小規模事業者支援を行うため、令和4年3月に観光庁より、商工会としては全国初となる地域DMO候補法人の登録を受けました。
このような地域経済団体である商工会がDMO候補法人に登録した取組みは、全国的に事例が少なく、独自性が高いと考えています。
このことによって、ユネスコエコパークのまち・大台町としての観光振興のあり方を明確にし、地域の「稼ぐ力」を引き出すとともに地域への誇りと愛着を醸成する「観光地経営」の視点に立った観光地域づくりの司令塔となり、地域DMO候補法人となった事で、地域経済活動の中心として「持続可能な観光地域づくり」に取り組み、交流人口・関係人口の増加や観光消費額の増大に繋げ、地域の活力向上と地域の小規模事業者の活性化に繋げる活動に日々努めております。
【大台町商工会】三重県多気郡大台町佐原1001-4
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